京都駅の東方、三十三間堂の北向いに位置する京都国立博物館平成知新館は、京都の様々なジャンルの国宝や重要文化財を含む貴重な文化財を最新の建築技術を駆使し、安全かつ魅力的に展示するための施設として既存の明治古都館(本館)に並んで建てられた。設計・施工あわせて16年の歳月をかけ2013年7月に竣工し、1年以上の準備期間を経て2014年9月13日に開館した。

内部のデザインは、作品の保護を前提に、作品の魅力を引き出す照明デザインを最重要課題とし、様々な展示物に合ったきめ細やかな光の質を選択できるよう、フレキシブルで高機能の照明設備を整えているとともに、照明器具は建築に隠蔽され目立たないように配慮されている。

また、ファサードは行灯のように輝き、夜の京都の新たなシンボルとなっている。

2008年照明デザイン開始から竣工までの間にLED照明が急速に発達したため、施工段階まで照明デザインおよび器具設計の見直しを繰り返し、すべての展示照明を最新のLED照明によって実現した。

京都国立博物館平成知新館   2014

建築設計

谷口建築設計研究所

The Heisei Chishinkan Wing of the Kyoto National Museum   2014

Architectural Design

TANIGUCHI and ASSOCIATES